2012年12月26日水曜日

J-WAVE の「MUSIC IN TOWN」

本日、J-WAVE @jwave813fm の「MUSIC IN TOWN」に16:10より出演いたします。DJとして、というよりはBar Music店主としての3曲を。お時間ありましたらぜひ。昨日はラスマス・フェイバーだったみたいですね→http://www.j-wave.co.jp/original/rendezvous/cont1/

追記:選曲リストはコチラ→http://www.j-wave.co.jp/original/rendezvous/cont1/003.htm

「D-03 usen for Cafe Apres-midi」2012 Best Selection〜Jose James『No Beginning No End』


本日「D-03 usen for Cafe Apres-midi」が2012 Best Selection
(放送期間 12月26日~2013年1月13日)に更新! 僕の選曲は毎日15:00~16:00です!→http://music.usen.com/channel/d03/



Jose James『No Beginning No End』

ホセ・ジェイムズがこのアルバムのパーソナルな試聴会をBar Musicで開いてくれたのは、2012年2月23日のことでした。一曲再生を終えるごとに満たされる空気。自然に湧き起こる拍手と、彼の柔らかな笑顔。「今年の夏の終わりか、秋にはリリースするよ」──季節は移ろい秋となり、サンプルと共に届いた知らせによると、レーベルは急遽名門ブルーノートへ、そして発売は2013年の1月になったとのことでした。僕にとっては2012年の大切な記憶とともにあり、2013年の明確な基準となる特別な作品。この場所で挙げるのは少々フライングになるのかもしれませんが、もしかすると、来年もう一度選出することになるのかもしれません。本ベスト・セレクションでは温かな「Come To My Door」を。きっと次回は感動の「Tomorrow」を。





D-03usen for Cafe Apres-midi

12/26 4:00~1/13 毎日 15:00~ 1時間番組
曲名演奏者
【 Cafe Apres-midi 2012 Best Selection 】( compiled by Tomoaki Nakamura )
To Maya Glenne With LoveHarold Mabern Trio
I’ll Get Along(Ethan Johns Sessions)Michael Kiwanuka
Come To My DoorJose James
No RejectionThe Beauty Room
MasollanBalmorhea
TanzHauschka
Riinukese ValssMari Kalkun
Nero’s NocturneChilly Gonzales
Prelude C-Dur中島ノブユキ
Moon RiverBugge Wesseltoft
PasitosMateo Stoneman
Little Did We KnowSchool Of Architecture
Windmills Of Your MindStudio75

2012年12月21日金曜日

トレイシー・ソーン『Tinsel & Lights』


Everything But The Girlのトレイシー・ソーンによるクリスマス・アルバム『Tinsel & Lights』は、今後数十年この季節に繰り返し再生することになると思う。大好きです。


2012年12月18日火曜日

「ムジカノッサ!(=ポルトガル語で“僕達の音楽”)」

ブラジルからやってきたDJ NUTSは、「ムジカノッサ!(=ポルトガル語で“僕達の音楽”)」と言いながら、笑顔でBar Musicを後にした。言葉以上のことが伝わったように思えて、とても嬉しかった。

そしてご近所のブレンさんにも!→http://blenblenblen.jp/blog/2012/12/post_97.html

2012年12月11日火曜日

急遽 DJ NUTSもプレイです!

ブラジルより来日中のDJ NUTSが、急遽「INVENTORY」に参加してくれることになりました。目の前で何が起こるのか、本当に楽しみです!

12/12 Wed.
INVENTORY~ensemble of brasil~
[DJ]大島 忠智(IDEE Records)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ]伏黒新二(HOMEERROR RECORD / Musica LocoMundo)・DJ NUTS
[at]渋谷 Bar Music 
[info]03.6416.3307 
※20:00~1:00の開催です。 
※1Drink Order + Music Charge ¥500
http://www.musicaanossa.com/bar_music/ 

DJ Nuts





2000 年のブラジル・ターンテーブリスト・チャンピオンという肩書きを持ち、Cut Chemist、J-Rocc など一線で活躍するターンテーブリストらとの共演を果たした 2005 年のドキュメンタリー・フィルム “Brazilliantime” で世界に一躍知られる事となる。現在は、ブラジリアン・ヒップ・ホップシーンの雄 Marcelo D2 のグループの DJ として活動する傍ら、実験性に富んだ Mix 作品を精力的に発表し続けている。特に、あえてビート感の希薄な Bossa Nova や Afro Brasileiro、Brazilian Folk 作品のみで紡がれた Disco e Cultura の 3 & 4。サンパウロのブラック・ミュージックの定番パーティー Nostalgia を再現した Embalo Jovem。Arthur Verocai 関連作を使用して話題をさらった Arranjos e Composicoes などの近作に顕著な Hip Hop 的解釈により、オーセンティックなブラジル音楽を料理するアイディアに満ちた構成力、ハード・ディガーらしい豊富な知識を裏付ける選曲の妙、なにより聴く者を魅了して止まない圧倒的なスキルを駆使した、世界に比肩するもののないユニークな世界観で、近年、世界中に彼のフリークを生み出している。

2012年12月6日木曜日

ドン・サルヴァドール・トリオ『Tristeza』〜もしもこの世にタイム・マシーンが存在するなら〜

先日リイシューされたドン・サルヴァドール・トリオの『Tristeza』。これは執筆した日本盤ライナーノーツの冒頭です。もちろんBar Musicにも入荷済です。ぜひ続きも読んでみてください。



 もしもこの世にタイム・マシーンが存在するなら、何としても体感してみたい時代の場所が三カ所ある。

 一つ目は、ジャズとソウルがヒップホップやハウスといった新たなビートとクラブ・ミュージックという概念を得て混沌と洗練を重ねた80年代末~90年代初頭のロンドン。
 
 二つ目は、チャールズ・ステップニーという偉大なプロデューサー/コンポーザーが、ミニー・リパートンやテリー・キャリアーという才能の原石と出会い、優れたスタジオ・ミュージシャンらと奇跡的な音楽を次々と生み出していた70年代初頭のシカゴ(そこにはラムゼイ・ルイス、後にアース・ウインド&ファイヤーを率いるモーリス・ホワイト、アーマッド・ジャマル、マリーナ・ショウらもいる)。

 そして三つ目は60年代のブラジル、アドルド・ロヴォ作曲の「Tristeza」がカーニバルでセンセーショナルなヒットをした頃のリオ・デ・ジャネイロ。迷わずコパカバーナの「ボトルズ・バー」「リトル・クラブ」「バカラ」「マグリック」といった小さなナイトクラブが連なるドゥヴィヴィエール通り、通称「ベッコ・ダス・ガハーファス(酒瓶の袋小路)」へと向かう。そこでは毎夜多くのミュージシャンたちによる熱いジャム・セッションが行われていた。テノーリオ・ジュニオール、ルイス・エサ、セルジオ・メンデス、ミルトン・バナナ、モアシール・サントス、アイアート・モレイラ、ヴィトール・アシス・ブラジル、ウィルソン・ダス・ネヴィス、デオダート、ドン・ウン・ロマン、バーデン・パウエル、ベベート、ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサ、ルイス・カルロス・ヴィーニャス等、後のブラジル音楽を語る上でも欠かせない数多の若きミュージシャンたちが、キラ星の如く存在していた。本アルバムの主役ドン・サルヴァドールもまた、その中で大きな輝きを放った者のひとりだ。

12月のDJスケジュール

実はカウントダウン・イヴェントのお誘いもありましたが、Bar Musicにて年越しを。
お待ちしてますね。

12/9 Sun.
カフェ・アプレミディ13周年記念パーティー
[Live]ヨハン・クリスター・シュッツ/フリーダム・スイート・フォーク・クラブ/La Bossa
[DJ]橋本徹・山下洋・宿口豪・BEN・吉本宏・小林恭・中村智昭 and more! 
[at]渋谷 Cafe Apres-midi
[info]03.5428.5121
※18:00~24:00の開催です。
http://www.apres-midi.biz/


12/12 Wed.
INVENTORY~ensemble of brasil~
[DJ]大島 忠智(IDEE Records)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ]伏黒新二(HOMEERROR RECORD / Musica LocoMundo)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※20:00~1:00の開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/15 Sat.
Level 7
[DJ]冨田 恭弘(far east jazz affair) ・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ]OKA (DESTINATION MAGAZINE)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※20:00~2:00の開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/16 Sun.
Rhodes  Piano Session
[Live]木村イオリ(bohemianvoodoo)(Rhodes Piano) × bashiry(bohemianvoodoo)(g)
[DJ]中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※17:00オープン、ライヴは1st / 18:00~、2nd / 19:30~(入れ替えなし)の開催です。
※着席/スタンディング40名様限定、チャージ ¥2000、お電話にてご予約を承ります。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/26 Wed.
裸のイザベラ
[DJ]KTa☆brasil(ケイタブラジル)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※19:00~23:30の開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/30 Sun.
Bags Groove
[DJ]小林 恭(ima)・近藤 淳・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※18:00~23:00の開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/31(大晦日)
ゆく皿くる皿
[DJ]高木 慶太・玉井 大・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)& Friends!
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※21:00~Midnightの開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

2012年12月3日月曜日

Terry Callier 「Silent Night」

「2012 winter & christmas selection」に更新されたusen for Cafe Apres-midi、担当はレギュラーの月曜日夜8時間と金・土・日のお昼18時間。夕方6時の時報は、テリー・キャリアーの歌声でお届けいたします。メリー・クリスマス。


本セレクションの一枚
Terry Callier 「Silent Night」(Talkin' Loud / 1998)
天国のテリー・キャリアーは今ごろ、敬愛するジョン・コルトレーンのライヴでまた心を震わせているのだろうか。そしてチャールズ・ステップニーに、「新しい曲はできたんだろう? スタジオへ行こう。僕のオーケストラとミニー(・リパートン)が待ってるから」なんて言われているのかもしれない。 





かつて7インチでトーキング・ラウドからリリースされた「Silent Night」。月曜日の選曲一曲目にあたる18:00、そして深夜1時台の最後、セレクションの締めにもう一度オンエア。彼の滋味溢れる歌声に魅了される好カヴァーです。今年こそ、より聴く価値があると思います。